巣穴暮らし

ザリガニかもしれない

前進

おはようございます。

急にあたたかくなってきましたね。

温度差にやられたのか、絶賛体調崩し中の化けザリガニです。

自然界ではたくさんの生き物たちが眠りから覚めるタイミングだと思いますが、いったいどれだけの命が再び目覚めることができずに一生を終えるのだろう。

冬を越す、ということは一大事です。

 

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さて、あたらしい家に引っ越して3か月。

今朝なんとトイレ(兼シャワー室)に電気をつけずに入ることができるようになった。

台所の小さい電球を付けていたので真っ暗というわけではないが、かなり薄暗い中でも大丈夫になってきた。これは大きな進歩!

 

私は基本的に、慣れていない場所が暗い状態だと不安な気持ちになってぜんぜんダメなタイプなので、今回電気なしで大丈夫になったことはつまり我が家が「我が物」になってきた、ということだと思った。

私が大好きなPerfumeの『ワンルーム・ディスコ』という曲には

「シャンプーをしながら目を閉じたまま シャワーも出せないけれどそのうち慣れてくるでしょ」という歌詞があり、かわいいなあと思う。

そういう日々の生活の中の"前進"を測るためのものさしを、私も多く持っていたい。

 

話が変わるが、化けザリガニの弱点の1つは、「よく知らない場所の薄暗いトイレ」である。

狭くて暗いところは何があるかわからないし、逃げ出しにくいと思う。なので、化けザリガニの前世は敵の巣穴に迷い込んで命を落とした生き物かもしれない。

前世というものがあるのかはさておき、おそらく、よくわかっていないことやモノに対して不安を感じるのは、きっと人間だけじゃなく生き物たちにも共通する感覚だと思う。身の回りの安全を守るために必要な感覚だから。

冬眠していた虫たちは春になって目が覚めて、様変わりした風景を見て「ここはどこでしたっけ?なんかこわい・・・」となるのだろうか。いや、空腹でそれどころじゃなかったりして。