巣穴暮らし

ザリガニかもしれない

川魚水槽日記③ 引きこもりお姉様

こんにちは。最近切れ痔に悩まされている、化けザリガニです。

ウォシュレットを使ってみたいけど、子供の頃泊まったホテルでのトラウマがあるので未だに怖くて使ったことがありません。

あの日、ウォシュレットの使い方が分からず、でもけっこう良いものだよと聞いていた私は、怖いもの見たさでスイッチをいじってONにしてみたのでした。すると、天井まで水しぶきが上がりお風呂が水浸しになりました。おそろしや。

 

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さて、長らく土管に引きこもっていた我が家の水槽のボス、ウキゴリのお姉様が久しぶりに長時間外に出てこられた。

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↑横をお向きになるお姉様。

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↑まだ小さき頃、愛用されていたミニ土管に入るお姉様(手前)。この数ヶ月でずいぶん大きくなられたので、尻尾が完全にはみ出していた。

 

子供の頃、活発に水槽を泳ぎ、暇になると水槽の手前にきて人間の生活を見物なさっていたお姉様。

そんなお姉様を引きこもりにしたのは他ならぬ化けザリガニ自身であることを、よく分かっている。

 

お姉様は我が家に来た時点で誰よりも体が大きく、性格も穏やかだった。

子供なのに中身は大人、ずいぶん肝が座っておられるのだ、と思ったので、敬意を込めてずっと「お姉様」とお呼びしてきた。

だが、そんなお姉様も餌を食べる時だけは何だか様子がおかしいのだった。

 

小さなヨシノボリたちが泳ぎ回って自由に餌を食べているにもかかわらず、お姉様だけは餌を1つ手に入れると素早く土管や流木の下に引きこもってしまう。

それからは何かを恐れているみたいに、なかなか出てこない。

だからお姉様だけ餌を取るのに時間がかかりすぎて、体が大きいのにほとんど餌を食べられていなかった。

もしかしたら子供の頃、餌を確保するのにとても苦労してきたのかもしれない。とても怖い思いをしたことがあるのかも。

 

そんなお姉様、明らかにエネルギー不足になりそうだし、かといってお姉様お一人のためにたくさんの餌を撒くと、他のヨシノボリたちが肥満で病気になってしまう。

それを懸念して、カイヌシである化けザリガニはお姉様の口元にスポイトで餌を運ぶようになった。

餌の時間になるとお姉様は土管に隠れるので、その土管に毎回餌を運ぶ。

するとお姉様、スポイトが近づくと口元まで自分で寄ってくるようになった。かわいい。

そんなことを続けていたら、ついにお姉様は四六時中土管から出てこなくなってしまったのである…。

 

あまりにお姉様が土管から出てこなくなったので、姿をほとんど見れずに寂しくなった化けザリガニ。

できることならお姉様をずっと見つめていたいし、以前のようにずっと見つめられていたい。

そこで「なるべく自分でご飯を食べてもらう」作戦を決行した。

内容は、土管に入っている時はご飯を運ばないこと。

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↑お姉様が主に引きこもっている土管。Amazonで509円で購入した。居心地がよいらしく、ヨシノボリたちも隣の部屋によく入っている。前飼ってたベタさんもお気に入りで、毎日家の中に入って休んでいた。

 

そうしたらお姉様、思惑通り、お腹が空くと土管から出てくれるようになった。

今ではお腹が空いてなくてもたまに土管の外に出てきてくださる。

 

結論:甘やかしすぎはよくないものである。

 

 

ヨシノボリさんたちも元気。

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↑みんなが大好きな水槽の奥の隠れ家から出てきたところ。正面のお顔がかわいいわねえ。

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↑保護色で体がシマシマ

 

最近みんなの体格差が成長によってほとんど無くなったので、2つに分けていた水槽を1つに戻してみた。

その分隠れ家を増やしてみたので水槽も賑やかになって嬉しい。